写真展 日本の報道写真家たち―世界の戦場から―
いよいよ11月4日より丸木美術館にて
JVJA写真展「日本の報道写真家たち―世界の戦場から― 」
が開催されます。
初日の4日には
豊田直巳氏と桃井和馬氏によるオープニングトークショーがあります。
終了後にはオープニングパーティーも催しますので、
ぜひ、お誘い合わせのうえ、ご来場ください。
また、下記の内容を転送・転載して
知人・友人などにお知らせいただければ幸いです。
ご協力のほど、どうぞ宜しくお願い致します。
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【転送・転載歓迎】
写真展
日本の報道写真家たち
―世界の戦場から―
2007年 11月4日[日]-12月15日[土]
会場 丸木美術館
〒355-0076 埼玉県東松山市下唐子1401
詳細 http://www.aya.or.jp/~marukimsn/kikaku/2007/jvja.htm
開館時間 午前9時~午後5時
休館日 月曜日(祝日の場合は翌平日)
協力 日本ビジュアル・ジャーナリスト協会(JVJA)
http://www.jvja.net/
お問い合せ
丸木美術館 tel:0493-22-3266
e-mail:marukimsn@aya.or.jp
テレビでも、国会の中でも、まるでこの世に人間などいないかのように戦争が語られます。曰く「国益」、曰く「安全保障」、曰く「国際貢献」。しかし、その現場に立つことなしに仕事をまっとうできない私たちJVJA会員が、「世界の戦場で」で見続けてきたものは、まぎれもない人間でした。
生身の肉体と、喜怒哀楽に心を揺らす一人ひとりの人間そのものだったのです。たしかに撮影することをためらう場面もありました。しかし、そうした悲惨を極める戦場でさえ、決して失われない人間の美しさに、私たちは触れてきました。
その人間を「直に」感じてもらうことが、実は戦争の真実を「理解」してもらうことに通じると、私たちはファインダーを覗きながら考えています。
もちろん私たちのレンズが切り取った人々のあり様は、それ自体で何かの解説書のような理解を促すものではないでしょう。しかし、物言わぬ一枚の写真だからこそ、貴方のこころに直接語りかけてくれるものもあると、私たちは信じています。
まずは、私たちのカメラの前に立ってくださった一人ひとりに「出会って」いただけることを願います。
日本ビジュアル・ジャーナリスト協会(JVJA)
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トークイベントスケジュール
JVJA会員たちが現場からの声を届けます。
ぜひご参加ください。
※いずれも午後2時より、当日の入館券が必要です。
※各回とも午後1時に東武東上線森林公園駅南口まで、丸木美術館の送迎車が出ます。ご
利用下さい。
11月4日(日) オープニングイベント
桃井和馬
「写真で世界を見る方法」
写真は世界を見るための窓。しかし窓から光景はちゃんと見えていますか?
知識を想像力を駆使すると、きっとこれまでとまったく違う光景が見えてくるはずです。
写真を10倍楽しみ、写真から世界の今を見る方法をお教えします。
豊田直巳
「私たちの見ている『世界』と日本」
私たちが写真を撮っている「世界の戦場」の現場で感じてきたこと。そこに暮らす人々と
接しながら考えたこと。それは私たちは何のために写真を撮っているのかにも通じること
です。そして、その写真を発表する日本の現状は、その写真を見る私たちは……。
11月10日(土)
森住卓
「世界のヒバクシャ 核実験場周辺で何が起きているか?」広島、長崎に原爆が投下され
て世界は核の時代へと突入した。この核の時代にヒバクシャは世界中で生み出されてい
る。特に核戦争のための核兵器開発の舞台となった核実験場は安全性よりも機密保持と核
開発が優先され、ヒバクシャは沈黙させられたが……。
11月11日(日)
林克明
「チェチェンから見た日本とロシア」
小泉・安倍劇場とプーチン劇場。北朝鮮とチェチェン。メディアの堕落、軍(自衛隊)の
権力拡大、言論表現の自由の制限。チェチェン戦争を切り口に、ロシアと日本のファシズ
ム化を語る。
11月17日(土)
山本宗補
「老いの風景から戦争の記憶へ」
8年前から日本各地で「老い」をテーマに撮影してきた。今はお年寄りの脳裏に刻まれ、
忘れられようとしている「戦争の記憶」を聞き取り、写真と解説文での表現を試みはじめ
た。
11月18日(日)
綿井健陽
「ジャーナリストの死をめぐって」
ミャンマー(ビルマ)でジャーナリストの長井健司さんが取材中に殺害された。しかし、
イラク・アフガン・ロシア・フィリピンなど、世界各国でいま地元のジャーナリストたち
を狙った誘拐・殺害・弾圧・拘束事件が相次いでいる。なぜいまジャーナリストたちは標
的とされるのか。様々な映像から戦争取材の現場の実態を考える。
11月23日(金/祝)
八重樫信之
「ハンセン病問題は終わらない」
96年のらい予防法廃止をきっかけに、現在までハンセン病問題の取材と支援活動を続けて
いる。国賠裁判以降、この問題は終わったものと考えられがちだが、偏見と差別という人
権侵害はいまだに続いており、残された課題は多い。
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