毎日新聞(1月12日)写真展:ガザ攻撃で緊急開催 悲惨さ物語る作品 豊田さん、あすから東村山で /東京
パレスチナ自治区ガザ地区へのイスラエル軍の攻撃で子どもを含む民間人に犠牲者が出ていることを受け、東村山市在住のフォトジャーナリスト、豊田直巳さん(52)が13日から、市内のカレー&バー「MARU」(野口町1)で写真展「パレスチナ・ガザの子どもたち」を緊急開催する。豊田さんは「パレスチナで起きていることを知るきっかけになれば」と話す。 爆撃で家を失い、パレスチナの旗を手にする子ども。背後には崩れかけの建物--。豊田さんが02年と04年に撮影したパレスチナ自治区のガザ地区とヨルダン川西岸地区の作品を中心に展示する。並ぶのは、武力衝突の悲惨さを物語るカラー写真40点余り。大半はイスラエルの軍事作戦で被害を受けた子どもたちをとらえたものだが、イスラエル国内の写真も交え紛争の現実を双方から伝える。 豊田さんは、大学卒業後にフリーカメラマンとなった。湾岸戦争直前から繰り返しイラクを訪れるなど、軍事作戦下での民間人を追った撮影経験が豊富だ。現地で日本人と分かると、「ヒロシマ、ナガサキの悲劇体験があるから分かってくれるはず」と好意的に迎えられるという。豊田さんは「パレスチナの人たちが日本の役割に期待を寄せる中、日本はどう臨むべきかを考えてほしい」と訴える。 写真展は25日まで(16日は休み)。午後5~9時、土日曜日は午前11時半~午後9時。月曜定休。24日午後7時からスライドトークも。問い合わせはMARU(042・395・4430)。【内橋寿明】 〔多摩版〕毎日新聞 2009年1月12日 地方版 ◇パレスチナ自治区、イスラエル双方から
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