展示と撤去のマニュアル(お願い)
<はじめに>
1、梱包を開封の前に読んで下さい。
2、作品は巡回しています。必ず後の展示者が困らないようにお願いします。
(取り扱い上の事故が生じた場合は、事務局にご連絡ください)
<梱包の開封方法>
1、梱包を開ける際には、展示終了後の仕舞う時のことを考えて下さい。(梱包材は何度も使います。)
2、ダンボールをカッターナイフなどで切断しないでください。
3、搬入された時と全く同じ梱包にして、搬出してください。
4、ガムテープなどの粘着物が作品や、梱包材に張り付かないように注意して開封してください。
5、梱包のダンボールは極めて弱いものです。ロープや紐を掛ける時には、当て紙(ボール紙、ビニールの「プチプチ」など)をしてください。
<作品の取扱方法>
1、作品は素手では触らないでください。(白手袋を必ず着用のこと)
2、作品は床に直接置かないでください。(床に新聞やダンボールを敷く)
3、作品は水気にも、乾燥にも極めて弱いものです。(乾燥した展示場では加湿器を使用してください)
4、作品に付属の金具や紐などが付いている場合は、その金具や紐で作品に傷や線が付かないように十分に気をつけてください。
5、挨拶やプロフィール、キャプションなどの発砲スチロールのボードは極めて弱い材質のため、落とすと簡単に角がへこみます。(観賞に耐えられなくなります)
6、同上の白いボードが手垢で汚れると極めて見苦しくなりますので手袋を使用してください。また鋲を打つと周辺がへこみます。鋲の上に乗せるか、または鋲の場所を考えてから打ってください。(作品に直接、キャプションなどを張ることは厳禁です。)
7、キャプションなどを両面テープで張った場合は、はがす際に粘着物が決して残らないようにしてください。どうしても粘着物が取れなければ、そこに白い紙などを付着させておいてください。
8、作品に観覧者が手を触れないようにお願いします。(別途、案内板をご用意下さい)
<作品展示の方法>
1、展示に必要な物(事前に展示壁面の確認が必ず必要です。)
メジャー=物差し(3メートル用は必要)、高さを合わせるためのタコ糸、鋲、釘など、プラスチックハンマー(金槌も使えるか)手袋(作品に素手で触らない)場合によっては展示用両面テープ(文房具屋で市販している)軍手(スポットライトの調整には、白手袋では火傷の恐れがある)
2、作品の高さを同一にする為に、まず壁面に作品の中心線などを、タコ糸などで張り巡らせます。
3、作品の高さは、作品の中心線が床から145センチか、150センチぐらいが見やすい。
(天井の高さや、掛ける「壁」が壁面か、展示用のパネルボードか?などで変わります。)
4、作品には横位置のものと縦位置のものがありますが、中心線でそろえます。横位置の作品を上下に2段に掛ける場合も、高さの中心線に合わせます。
5、高さを出したら、作品を順番に壁に、まず並べて、間隔を計算します。(その際にタイトル板、プロフィール板も計算に入れます)
6、作品間は15センチ以上は間を空けるようにします。そこで場合によっては上下の2段掛けが必要になる場合もあります。
7、壁に鋲や釘が刺さる場合は、長い鋲、釘を壁に刺して、これに乗っける形の展示が一番見栄えがしてきれいであり、また一番簡単でもあります。
この際に、鋲は透明なプラスチックの鋲で、針が長いものが文房具屋に市販されています。
(1作品に対して4本。キャプションは短いプラスチック鋲で間に合うと思います。
キャプション1つについて、これは2本で間に合うと思います)
8、またキャプションは、厚手の両面テープでも貼れると思います。ただし終了時の粘着物をきれいに剥がすのが少々難です。
9、キャプションをはる場所の基本は、作品の右下に右揃えで。(作品から5センチほど下で、キャプションの右端と作品の右端が同一線上にくる)
10、順路が分かりにくい場合には「順路→」のサイン板の掲示もお願いします。(同封のセットにはないので、お作りください。)
11、新聞記事などの「解説」版は、作品の最後に並べるか、または、作品の順路から外れた場所に集めます。
<重ねてのお願い>
1、観覧者が作品に触れないようにしてください。過去に作品に子どもが触って落として破損する事故がありました。
2、写真は指紋が付きやすく、一度付くと取る際には傷になります。
3、また、雨天には傘やコートの水が作品に付かないように細心の注意をお願いします。(作品には美術保険には入っていませんので)
| コメント (0) | トラックバック (0)
最近のコメント